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金属材料の腐食防止に 粉体塗料SAPOE®5000 (サポー5000)

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海岸沿いや温泉地域などの厳しい環境下で、設備が腐食してしまう・・・。
SAPOE5000が、あなたの設備を腐食から守ります!

海岸近くの塩害地域、トンネルやダム内などの多湿環境、温泉地域や火山近くなどの硫黄性ガス暴露環境等、過酷な環境下における金属設備の腐食にお困りではありませんか?

亜鉛めっきだけでは十分な防食対策とは言えません。設備の長寿命化によるコスト削減のほか、人体や環境への安全性も考慮した対策が求められています。
NTTグループの金属腐食対策として多くの実績を持つ防錆粉体塗料SAPOE5000が、お客様のお悩みを解決します。

  • 塩害や火山ガス・温泉ガスなどの厳しい腐食条件下においても秀逸な防錆力を発揮
  • 亜鉛めっき面に対しても直接塗装可能(プライマー不要)
  • 素地への付着性が高く、35年以上にわたり素地を強力に保護※
  • 人体に安全な樹脂を使用し、VOC(揮発性有機化合物)も含まないため、人と環境にやさしい
※防錆維持期間は、屋外暴露試験結果(塗装膜厚300μmの試験片)に基づき算定した参考値です。ご利用環境により異なりますので、性能を保証するものではありません。

火山近くの環境でも防錆力を発揮! 三宅島での屋外暴露試験の様子(11年経過時点)

5枚の亜鉛めっき鋼板を使った暴露試験の写真。①の1枚だけ錆がみられません。
① SAPOE5000 ② ポリエチレン ③ 熱硬化性ポリエステル ④ 溶融Znめっき鋼板 ⑤ Zn-Al-Mgめっき鋼板


写真は、三宅島での屋外暴露試験の様子(11年経過時点)です。
SAPOE5000を塗装した亜鉛めっき鋼板は、クロスカット部でさえも発錆は見られません。同時に暴露した「ポリエチレン塗装」、「熱硬化性ポリエステル塗装」、「亜鉛めっき鋼板」、「Zn-Al-Mgめっき鋼板」は、赤錆に覆われてしまっています。

試験場は海岸に近く、風向きによっては波しぶきが直接かかるような重塩害地域です。さらに2000年の雄山噴火により、火山ガスの暴露も経験しました。SAPOE5000が塩害だけでなく火山ガスに対しても、極めて高い防錆性能を発揮することが分かります。
 

各種試験結果

複合サイクル腐食試験

JIS K 5600-7-9:2006(D法)に準拠した複合サイクル腐食試験を実施した結果です。

  • 試験期間:1サイクル6時間を1,320サイクル(330日)(屋外環境10年以上に相当)
  • 試験片:溶融亜鉛めっき鋼板(HDZT77相当150×70×3.2mm)にSAPOE5000を約300μm塗装した試験片(クロスカット部あり)
サイクル条件の図。以下4条件をを繰り返す。塩水噴霧(50±10)g/l 30±2℃ 0.5時間、湿潤30±2℃ 95±3% RH 1.5時間、熱風乾燥 50±2℃ 2.0時間、温風乾燥 30±2℃ 2.0時間
複合サイクル腐食試験条件
 
耐複合サイクル防食性試験(A法) 330日
1,320サイクル後の試験片の様子(クロスカット部にも発錆等の異常は見られない)

耐候性試験

  • 試験装置:サンシャインウェザーメータ
  • 試験時間:10,000時間
  • 試験条件:ブラックパネル温度:63±3℃、清水スプレー:120分間UV照射中に18分間噴霧

試験片の写真
(左)SAPOE5000 (中央)ポリエチレン (右)熱硬化性ポリエステル

試験後の各試験片の様子
SAPOE5000試験片は、変色や退色は見られない

塩水噴霧試験

  • 試験装置:塩水噴霧試験機
  • 試験時間:2,000時間
  • 試験片:
    ①溶融亜鉛めっき鋼板(裏面はブラスト処理) にSAPOE5000を約300μm塗装した試験片
       (表面はクロスカット部あり)
    ②溶融亜鉛めっき鋼板(裏面はブラスト処理)

錆がほぼ見られない、SAPOE5000を塗装した試験片の写真
写真
 赤錆による膨れがある、SAPOE5000を塗装していない試験片の写真
写真

①塩水噴霧試験後のSAPOE5000試験片の様子
クロスカット部に一部白錆が確認できるものの、
それ以外に異常は見られない。

②塩水噴霧試験後の溶融亜鉛めっき鋼板の様子
両面とも赤錆による膨れが確認できる。

SAPOE5000の塗装工程

SAPOE5000は粉体塗料のため、工場での焼付塗装工程が必要です。現場塗装はできません。弊社の協力会社で、流動浸漬法もしくは静電塗装法にて塗装します。協力会社は、被塗装物の大きさや形状、地理的条件等を考慮して弊社からご案内させていただきます。加熱工程を経ますので、条件によっては塗装できない場合があります。あらかじめご了承ください。
被塗装物は必ずしも亜鉛めっき鋼である必要はありません。対応可能な素地については、お問い合わせください。

SAPOEの塗装工程。亜鉛めっき鋼→ブラスト処理→加熱280~350℃→塗装(流動浸漬法か静電塗装法)→焼成・冷却(水冷)→完成

主な性能

粉体塗料SAPOE5000のイメージ写真
項目 性能など 試験方法など
初期塗膜性能 膜厚 250~350μm
平滑性 目視観察
光沢度 > 90% JIS K 5400 60° 鏡面光沢度
硬さ H~F 鉛筆硬さ法
耐衝撃性 > 30kg・cm JIS K 5400
密着性 >7MPa アドヒージョン試験法
環境試験 耐酸性 割れ・剥がれの異常なし 10%HCl水溶液30日間浸漬
耐アルカリ性 割れ・剥がれの異常なし 10%NaOH水溶液30日間浸漬
耐塩霧性 割れ・剥がれ・発錆等の異常なし JIS K 5400 2000時間
促進耐候性 色差 割れ・剥がれ・発錆等の異常なし JIS K 5400 2000時間
光沢度50%保持率 500時間
光沢度
屋外暴露性 色差 割れ・剥がれ・発錆等の異常なし 1年暴露
光沢度50%保持率 1年
光沢度
※ 本性能は保証値ではありません。

適用例

※ 色はグレー・濃茶・白の3色を用意しています。「濃茶・白」につきましては受注生産品となります。
※ 滑り止め加工事例の色は、滑り止め材の色です
写真
鋼管柱
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電柱用突き出し金物自在バンド
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トンネル内非常用電話機収納箱
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ガードレール
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砂防ダム
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マンホール蓋
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屋外階段ステップ (滑り止め加工付)
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リアステップ (滑り止め加工付)
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工事用覆工板 (滑り止め加工付)
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エキスパンドメタル (滑り止め加工付)

滑り止め加工付の事例は、中村電設株式会社様よりご提供
※ 別ウインドウで開きます

カタログ

高耐久性防錆粉体塗料 SAPOE®5000  パンフレット 650KB

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粉体塗料SAPOE5000に関して、よくお問合せいただく内容をFAQとしてご紹介しております。製品選択の参考になさってください。

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